前髪

あなたの名前とあなたの好きな人の名前の、一番最初の文字と最後の文字を入力すると相性占いができるよ!

という文句に釣られて四つの空欄に馬鹿正直に本当に好きな人の名前の(しかもご丁寧にしっかり漢字表記で)指定された文字を入力した深夜。

極悪非道なそのシステムは、確定ボタンを押すとホームページ所有者の登録してあるメールアドレスにその四つの情報が報されるようになっていた。

みんな携帯を所有したてで、ホームページ作りが流行っていた時期だった。

各々の城を巡回するのが日課であり、コミュニケーションだった頃。

大して仲のいいわけでもない、別の高校に通っていた中学の同級生の男の子の城の入り口には、乙女心を踏みにじる残忍冷酷な罠が仕掛けてあったのだ。

ドキドキしながら確定ボタンを押したはずなのに、次のページにはパーセンテージ表示やアドバイスが書いてあるはずなのに、所有者にメール送信しましたの文字列。

怒りと焦りに震える深夜。

インターネットは信用できないと打ちひしがれた、そんな高校1年生の春を思い出した。

 

ひきわり納豆にハマってる。

元々納豆が大好きで高頻度で納豆を食べるんだけど、不意に見かけた納豆パスタが美味しすぎて2日連続で食べた。

以前にも書いたように、ハマったものにはとことんハマる私であるから。

そして以前にも書いたように、極端に熱し易く冷め易い私であるから。